アカデミー通信 − 2017年の本間至恩 −


いよいよ6月9日(水)天皇杯JFA第101回全日本サッカー選手権大会 2回戦に
我らがアルビレックス新潟が登場します。
メンバーにはU-18所属の選手達も登録されていて、
トップチームとの融合が期待されます!
今回は、Laranja Azul Vol.53の「Talks!」にも登場する
本間至恩選手のアカデミー在籍時の記事を3回に分けてお届けします。
−−第1回はコチラ−−
 



得意のドリブルを
Jデビュー戦でも発揮
 

 昨季は1年生ながら、レギュラーとして活躍。プレミアリーグEASTで17試合に出場し、チーム最多の4得点を挙げた。
今季はU-15時代に続き、10番を背負う。「10番は、ゴールやアシストに絡んで、結果で引っ張っていかなきゃいけない」とエースナンバーに見合う活躍を自らに課す。プリンスリーグ北信越は9節を終え、ここまで5得点。それでも「毎試合は取れていないし、チームも勝てていない」と、悔しさが上回る。4月7日、山賀和輝と共に2種登録されたトップチームに練習参加する機会も増えた。そこで痛感したのは、判断スピードの違い。得意のドリブルやパスを発揮する以前に「プレッシャーが速いから、ボールを持っていると後ろからバーンと取られてしまう」。昨季まで指導を受けた入江徹(現U-15)監督に「中盤では簡単にはたいて、ペナルティエリアで仕掛けろ」と言われていたことが腑に落ち、プレーを見直した。
 非凡な才能は呂比須ワグナー監督の目にもとまり、5月24日のルヴァンカップ第6節・甲府戦(●0-2)で初めてベンチ入りすると、31日の第7節・神戸戦(●0-1)で77分に途中出場。Jデビューを果たした。89分、スルーパスで長谷川巧を走らせると、90分にはダブルタッチでDF2人を抜いてドリブルで仕掛け、鈴木武蔵に決定的なクロスを供給。自分らしいプレーで観客を魅了した。
 U-18とトップを行き来する日々は「楽しい」と目を輝かせ る。「ユースの練習からしっかりやって、トップの練習に呼ばれたら結果を出して、Jリーグに出たい」。充実した日々の中で、ステップアップを続ける。
 


 
MF 10
本間至恩
2000年8月9日、新潟県村上市生まれ。朝日サッカー少年団、新潟U-15を経て、16年から新潟U-18。小学6年生から年代別代表としても活躍。今年4月にトップチームに2種 登録され、今季のルヴァン杯第7節・神戸戦に途中出場。16歳と295日でJデビューを果たした。161cm、48kg
 

※掲載内容は発行当時(2017年7月1日発行 Laranja Azul Vol.15)のものです。