アカデミー通信 − 2016年の本間至恩 −


いよいよ6月9日(水)天皇杯JFA第101回全日本サッカー選手権大会 2回戦に
我らがアルビレックス新潟が登場します。
メンバーにはU-18所属の選手達も登録されていて、
トップチームとの融合が期待されます!
今回は、Laranja Azul Vol.53の「Talks!」にも登場する
本間至恩選手のアカデミー在籍時の記事を3回に分けてお届けします。
 



2000年生まれの
ファンタジスタ

 

 来年、インドで開催されるU−17ワールドカップに臨む「00ジャパン」世代。小学6年生から年代別代表として活躍し、注目を集めてきた存在だ。今年9月に行われたAFC U−16選手権メンバーには選ばれなかったが、10月31日から11月3日まで行われたU−16日本代表候補トレーニングキャンプに招集された。年代別代表の選出は約1年2カ月ぶり。「ずっと呼ばれていなかったので、成長できているところを見せたい」と意気込む。
 今年、新潟U−15からU−18へ。「トレーニングはきついけれど、体力もついてきた。守備の寄せが速くなったし、90分間走り抜くことができる」ようになったのは、自身で感じる成長だ。1年生ながらチームでもレギュラーを勝ち取り、高円宮杯U−18プレミアリーグでは4ゴール1アシストと結果を残している。チーム内得点王でもある。第11節・清水戦(●1−6)では、左サイドからドリブルでカットインし、巻いたシュートをファーサイドに決めた。「コウチーニョ(リヴァプール=イングランド)の得意な形」。そのイマジネーション豊かなプレーは、幼い頃から父親と見ていた欧州サッカーの影響だ。バルセロナ(=スペイン)のメッシにあこがれてドリブルを特訓するなど、イメージを形にするための努力が今のプレースタイルに結びついている。
 最大の武器は、切れ味抜群のドリブルとスルーパス。「持てばかわせるし、カウンターをチャンスにできる自信はある」。ユースでは体の大きな相手につぶされることも増えたため、食べる量を増やしフィジカル強化にも取り組んでいる。リーグは中断期間。「代表で他の選手の良いところを盗んで、持ち帰りたい」。キャンプの成果を個人の成長とプレミア残留につなげる。
 


 
MF 24
本間至恩
2000年8月9日、新潟県生まれ。朝日サッカー少年団、新潟U-15を経て、16年から新潟U-18。昨年は「メニコンカップ2015」で敢闘賞を受賞。年代別代表、国体少年男子メンバーとしても活躍。161cm、48kg
 

※掲載内容は発行当時(2016年11月3日発行 Laranja Azul Vol.10)のものです。