アルビレックス新潟レディースU-18に所属する田中聖愛選手が
「育成組織TOP可選手」としてトップチームに登録されました。
Laranja Azulでは、田中家の食卓にお邪魔し、
プロサッカー選手、そして父親として見た田中達也選手について、
田中聖愛選手にお話をうかがいました。
当時の記事を2回に分けてお届けします。
−−第1回はコチラ−−
※「育成組織TOP可選手」はクラブの育成組織に所属しながら、
WEリーグ公式戦に出場可能となります。
歓喜の輪の中心に立つ
その姿に憧れて
私の夢はプロサッカー選手になることです。東京オリンピックにも出たいです。でも今はドリブルがもっとうまくなりたいし、トラップとか苦手なことが結構あるから、まずはそこをもっと直さないといけないと思っています。
お父さんには、「好きなことをやりなさい」と言われます。「サッカー、いつやめてもいいんだよ」って。でも、今はサッカーが大好きなので、いつもお父さんに言われているように、毎日「全力で、楽しんで」います。
2012年の最終節、お父さんが浦和レッズを退団するセレモニーのとき、一緒に埼玉スタジアムのピッチを歩いて回りました。周りから「達也」「達也」という声がずうっと聞こえていて、うわあって思いました。お父さんも目を閉じて、その声を聞いていました。あれだけの声援を受けたのは、今考えると、すごいことだと思います。
新潟でも多くの人に応援されていることが、とても誇らしいです。お父さんがゴールを決めて、走っているところにチームのみんなが笑顔で集まってきて、サポーターも喜んでいるのを見ると、本当にすごいなと思いますし、うれしくなります。私もプロになって、お父さんにゴールを見せてあげたいです。
お父さんには、これからもいろんなことを教えてほしいです。けがをせずに、たくさんゴールを決めてほしいです。これからも、格好良くて、サッカーが上手でやさしい、私の大好きなお父さんでいてください。
夕食の一例。(左上から時計回りに)手作り焼売、めかぶと温泉卵の炒りじゃこのせ、納豆、なめこもずく、常備菜5品(かぼちゃ、ひじき煮、切り昆布、酢レンコン、パプリカのカレー炒め)、枝豆豆腐、サラダ、キュウリの塩麹漬け。ここに玄米ごはんまたは白米。食後にはフルーツをとる。
[お話をうかがった人]
田中聖愛(たなか・せいら)
2005年12月7日、田中家の長女として誕生する。幼い頃からサッカーに親しみ、現在はアルビレックス新潟サッカースクールのスペシャルクラスに通いながら、club F3でも活躍中。ポジションはFWで得意なプレーはドリブル。将来の夢はプロサッカー選手になること。
※掲載内容は発行当時(2017年5月14日発行 Laranja Azul Vol.13)のものです。
野本桂子=取材・構成